母校の大学で実施されているリカレントプログラムに参加しています。仕事とは関係のない、完全に個人的な活動です。講師陣は大学のOBや外部の著名な方々で、第一線で活躍されておられます。そうした方々から直接学べる貴重な機会です。
複数の講師が共通して話されていたのが、問いを立てる力の重要性。
現代では、調べる、解決するといった作業は、先生や専門家、あるいはアウトソーシングで外部に任せることが容易になっています。行動を起こすための手段や環境は格段に整っています。
しかし、何が問題なのか、どこに課題があるのか、といった問いがなければ、手段は活かせません。問いが正しい方向を向いているかどうかが最も重要だといえるでしょう。
どんなに優れた手段を持っていても、問いが間違っていれば努力は的外れになります。たとえば地図を持って目的地に行きたいと思っていても、目的地への方向を間違えて出発すれば、新幹線や飛行機など高速移動できる交通手段を使っても辿り着けません。それと同じように正しい問いがあって初めて、手段や行動が意味を持つのです。
AIが当たり前に活用される今、「問いを立てる力」は人間にしかできないと思います。分析にしても、問いが間違っていれば、どれだけ高度な分析をしても無意味な結果になります。問いは思考の羅針盤であり、探索や仮説立て、人を巻き込む力も、問いの質に大きく依存します。
表面的な問いからは、表面的なアウトプットしか得られません。逆に、問いを根本から深く掘り下げれば、革新的なアイデアや本質的な改善につながります。だからこそ、この力をどう鍛えるかが重要になります。
私自身、この力は未熟でこれから鍛えていきたいところ。日々の積み重ねの中で少しずつ磨いていければと思っています。