本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

62歳でウルトラマラソンに初挑戦する人

先日、富士五湖ウルトラマラソンを完走してきました。感想についてはNoteに書いていますので、ぜひ読んでいただきたいです。

note.com

レース中、一つ印象的な出来事がありました。

山中湖を走り終えて富士散策公園に戻る途中、40km過ぎで地点で見かけた男性ランナーのことです。その男性のザックに「4月19日、62歳誕生日、初ウルトラ挑戦」と書いてありました。しかも、そこそこのペースで走っていらっしゃいました。

できれば話しかけたかったのですが、ちょうど上り坂で苦しい時間帯だったこともあり、一言声をかけた程度で終わってしまいました。

62歳という年齢でウルトラマラソンに初挑戦というのは、かなりすごいことだと思っています。生涯でフルマラソンにすら挑戦したことがない方も大勢いらっしゃる中で、いきなりウルトラマラソンを選ぶ。しかも62歳、というところで、個人的にかなり衝撃を受けました。

何に衝撃を受けたかというと、やっぱり年齢は言い訳にならないなというところです。「何歳だから」「今さら年齢的に」というのは、しょせん言い訳でしかないのだと思います。年齢制限で参加できないものは別として、大抵の挑戦において年齢の壁はそれほど高くないはずです。高齢で大学に入学される方もいますし、定年後に時間ができてから挑戦を始める方もいます。むしろ年齢を重ねたからこそ挑戦しやすくなる側面もあるかもしれませんね。

ただ、自分自身も年齢を重ねるにつれて、何かに初挑戦するときの心の障壁が年々高くなっていくような気がしています。若い頃であれば無鉄砲に動いて失敗しても立ち直れましたが、年齢を重ねると失うものへの怖さが出てきます。そうした中で大きなことに初挑戦するというのは、やはり相当な勇気がいると思っています。

その点、マラソンのような挑戦は比較的リスクが低いとも思います。完走できなかったとしても失うのは参加費と時間くらいです。むしろウルトラマラソンに挑戦したこと自体が称えられるべきことであり、それをバカにするような人がいたとしても気にする必要はないでしょう。

AIの普及によって知識は容易に得られるようになりました。しかしリスクを事前に把握できる分、逆に腰が重くなってしまうこともあると思います。それでも踏み出せる人と、知識はあっても動き出せない人との差は大きく、「何かをしない人」と「何かをする人」の間には大きな壁があります。その壁を越えられた方は本当に素晴らしいと思います。

その男性のゼッケン番号を覚えていないため、完走されたかどうかはわかりません。ただ、少なくとも私が会ったときには40km以上を走っていらっしゃいました。出場して走り切ったという事実は揺るぎなく、その挑戦は誇るべきものだと思います。

来月で40歳になる自分も、まだまだ挑戦できることはたくさんあるはずです。年齢を言い訳にして何かをやらないということはしないようにしたいと、その方の背中を見ながら改めて思いました。