先日、勉強会で多くの学びを得たなかで、個人的に次のことがかなり刺さりました。
- 事象が発生して事態が顕在化してからの対応は大抵の場合は未然に防ぐよりも大きなコストがかかる
- 未来に対してマイナスを送らない
『7つの習慣』で時間管理を四つの領域に分類しています。そのなかで「第二領域」は、重要だけど緊急ではない事柄が該当します1。例を挙げると次のようなものです。
- 健康管理:運動、食事管理、健康診断を受ける
- スキルアップ
- 人間関係の構築
- 将来の目標設定
これらは重要ではあるけれども緊急でないものです。今、運動しなくても体調に変化はないし、勉強しなくてもスキルに影響しない。なので、他の緊急な仕事などに押されてしまいがちですが、やらないと後々で困る事態に陥ってしまいます。
「未来に対してマイナスを送らない」というのは、上記の例とは逆なこと、つまり将来の自分が困るようなことをしないということです。健康管理を例に挙げると、運動をまったくしない・ジャンクフードを食べるを続けることで、すぐに体は変わりませんが、中長期で見ると悪い結果となっていきます。スキルアップでは今日勉強しなくても明日の仕事には困りませんが、10年後の仕事で困るかもしれない。そうした悪い行動をしないで、良い結果を未来に向けて投資していきましょうということです。
ジャンクフードを食べ続けたために、健康診断で悪い結果を引き起こし、生活習慣病を患い、多額な医療費と時間を費やすことになります。もしちゃんと運動・食事管理をしていれば、そうした病気にならずに済んだはずですね。悪い習慣を続けたことで、将来の自分にしっぺ返しを食らうことになります。
仕事でも同様なことが言えます。『ハインリッヒの法則』というのがあります。これは、1件の重大事故(死亡や重傷)に対して、29件の軽傷事故、さらにその29件の軽傷事故の背後には300件の「ヒヤリハット」つまり無傷のインシデントがあるという「1:29:300」の法則です。
仕事上で「ヒヤリハット」な出来事をしでかしたことは誰しもあるはず。私は以前、データベースの全件データを上書きしてしまったり、顧客のHTMLファイルを別の内容で上書きしてしまったことがあります(大昔の話ですよ、念の為)。バックアップがあったので事なきを得ましたが、このときは頭が真っ白になって数分ぐらいフリーズしていました。
これは「ヒヤリハット」を通り越して軽傷レベルなのですがw ちょっとした「ヒヤリハット」であってもチリツモとなっていけばいずれは取り返しのつかない(より大きなコストがかかる)重大事故に直撃する危険性があります。
自分の身の回りや仕事でなんてことない「ヒヤリハット」を見逃さずにちゃんと拾い上げて、システム的に再発防止になるような仕組みを作り続けていくことで、リスクが極力排除されていき、将来の自分がとても生きていきやすくなっていきます。
まずはちょっとした、なんてことない「ヒヤリハット」探しから始めていくことにしましょう。
キングベアー出版 (2020-01-30T00:00:01Z)
¥4,356 (コレクター商品)
- 第一領域は「重要かつ緊急なこと」、第三領域は「重要だけど重要でないこと」、第四領域は「緊急でも重要でもないこと」に該当します。↩