本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

まずは一つの習慣(キーストーン・ハビット)から改善する

昨日から遅い夏休みです。前半は今まで溜まっていたタスクを片付けることに注力しています。

 
 

昨日のブログの続きです。『習慣の力(The Power of Habit)』の中で、意志力(Willpower)が人生をより良くしていけるものであり、習慣によって養うことができる。習慣は「きっかけ、ルーチン、報酬」の3つの要素でループしていて、きっかけと報酬を考えることが大事だということを書きました。

書籍の『習慣の力(The Power of Habit)』を流し読みをしていると、キーストーン・ハビット というワードが頻出します。

習慣の力〔新版〕
習慣の力〔新版〕
posted with AmaQuick at 2023.09.26
チャールズ デュヒッグ(著), Charles Duhigg(その他), 渡会 圭子(翻訳)
早川書房 (2019-07-04T00:00:01Z)
5つ星のうち4.4
¥1,122

キーストーン・ハビット

キーストーン・ハビット(要となる習慣)とは、一つの習慣を変えることで、連鎖反応を起こして他の習慣を変えていく、中心的な習慣です。

本書で例として、健康状態が悪く、太っていて、貯金もない女性が失恋をきっかけに喫煙をやめました。たばこを辞めてジョギングを始めたことで、食生活や睡眠などのライフスタイルや仕事のやり方が改善され、走る距離も伸びてハーフマラソンからフルマラソンを走るようになりました。そして家を買って婚約もしたそうです。

「ジョギング」というキーストーン・ハビットによって、悪習慣がついていた食生活なども改善されていき、ジョギングに直接関係がない仕事にも良い影響を与えたということです。

どういう習慣がキーストーン・ハビットになりえるのか、11 Keystone Habits Examples to Change Your Life という記事に11個の例が挙げられています。

  1. Dress Better(良い服装にする)
  2. Make Your Bed(ベットを整える)
  3. Cooking(料理)
  4. Exercise in the Morning(朝の運動)
  5. Effective Time Management(時間管理)
  6. Practice Gratitude(感謝の気持ちを持つ)
  7. Learn a New Skill(新しいスキルを学ぶ)
  8. Sleep!(よく寝る)
  9. Write Down What You Eat(食事の記録)
  10. Sticking to a Routine(ルーチンを守る)
  11. Meditating(瞑想)

すべてをいきなり変えるのではなく、どれか一つだけでもいいし、小さな前進でいいので改善していくことで、だんだん加速度を増して習慣のループが多く回るようになっていき、他の習慣も連鎖反応を起こして改善されていくようになります。

私の場合は4の朝の運動が早朝ランニングになっているのですが、

朝走るために早寝早起きしなければならない
→ 早く寝るための時間をどう確保するか(タイムマネジメント)
→ 寝不足だと走るのがつらいので昼寝する時間も必要(よく寝る)
→ 体が重いと走るのがしんどいので体重を減らしたい(体重の記録)

という、いくつもの習慣もついでに改善されていっているのが実感できます。

まったく関連のない習慣にまで影響が及ぶ

まだ目に見える改善習慣はないものの、運動習慣によって変えられそうなものはいくつか出てきている予感はしています。

  • 運動することで頭がスッキリして学習意欲が湧いてくる → 新しいスキルを学ぶ、日記を書く、アウトプットする
  • 運動することで自己肯定感が増すので気持ちにゆとりが持てる → 感謝の気持ちを持ち、対人関係が良化する

たった一つのことを改善するだけで、これだけ多くの習慣を変えることができるとなるとやるしかないですよね。

最後に『習慣の力』から良いとおもった箇所を引用します。

「小さな勝利」とは、キーストーン・ハビットが幅広い変化を起こすプロセスの一部である。
 
小さな勝利は、連続してまとまった形にはならないが、それぞれの一歩が前もって決めた目標に近づいていくための目に見えるステップとなる。
 
まず何より、小さくとも成功の事実を生み出すということも重要です。成功の事実は個人に自信を与え、一つの習慣の改善は、その人の習慣全体の改善へと波及していくのです。