本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

技術書典12に会社サークルとして出展参加してきました

2022年1月22日から30日にかけて技術書典12が開催されました。

techbookfest.org

前回の技術書典11はオフライン+オンライン開催でしたが今回は完全オンライン開催でした。開催発表当時はオフライン開催を個人的に希望していましたが現況を見るとオンライン開催で良かったと思います。オフライン開催すべきか運営者は判断が難しいと思われ、その決断に頭が下がります。

今回は、個人サークル(OHK)に加え、会社サークルとしても参加しました。

techbookfest.org

きっかけ

きっかけは、技術書典11の売り子を社内で呼びかけた際に技術ブランディングを担当されている方が手を挙げていただいたことです。ブース内の会話で、次回は会社として参加したいよねという話をしまして、今回で実現となったわけです。

言い出しっぺは私なのでそのまま発起人となりました。社内で声をかけたところ、先ほど話した方に加え3名のエンジニアが手を挙げていただきました。みんな執筆には興味があるけどネタがなかったり忙しい方が多かったですが半ば強引に誘った形となりますw

実は2年前の技術書典 応援祭が会社サークルとして初参加となり、今回は2回目となります。前回は突貫で私のアカウントで書籍登録してしまい個人として出している同人誌と混在してしまったので、今回は会社用にアカウント作成することにしました。

すすめかた

表紙は前回作成していただいたデザイナーの方にお願いして、今回も作成していただきました。毎回ステキな表紙を制作していただいて感謝しています!

執筆参加者を集めてKick off Mtgを開き、大まかなスケジュールと執筆方法について共有しました。私が慣れていて原稿作成も容易なRe:Viewを採用しました。原稿はGitHubで管理して、執筆者はブランチを切ってPull Requestを作成してお互いにレビューし合うようにしました。

今回は時間があまりなかったのでPull Request作成時にCI(Lint実行など)はせず、私が今まで使っていたDockerfileとMakefileをRe:Viewテンプレートに含めておき、各自ローカル環境で実行してもらうことで、Redpen、Textlintによる校正をしてもらいました。

エンジニアでない方はGitHub、Re:Viewのハードルが高いため、Google Docsに書いていただいて私がRe:Viewに変換しました。

私は原稿の執筆の他に、技術書典参加に必要な手続きなどは私が担当しました。今回は紙本を出したかったので、ページ数の調整(4の倍数になるように)、印刷所に提出する際のPDFファイル内のフォント埋め込みなど細かいところも対応しました。

参加した結果

私が言うのもなんですが想像以上に皆様に購入いただけました。要因は紙本を出したことです。やはり紙媒体は偉大ですね。

技術同人誌関連で知り合いになった方も買われたのですが、私が中の人だと知らなかったようでしたw 一応表紙に私の名前が入っているのですがw

参加した感想・反省点

最近、仕事がちょい忙しいため、スケジュール調整が曖昧で執筆参加者にご迷惑をおかけしましたが、皆さんが年末年始にも執筆をすすめていただいたおかげで、早く原稿が仕上がって本当に助かりました。

技術書典の「後から印刷」を利用したのですが、背表紙幅を表紙担当の方に伝えそこねてしまい当日ギリギリに表紙データが仕上がったのは反省です。前もってわかっていたので早めに対応すべきでした。

今回は、私のエゴで紙本で出したのですが、印刷コストがかかると執筆者への還元がかなり減ってしまいました。今回はキャッシュバックキャンペーンがあるので大変ありがたいのですが、発行部数が少ないと単価が高いのでほとんど利益はでませんでした。利益目的に参加したわけではないのですが、少しでも執筆者に還元されるとモチベーションが上がってくると思っています。

ただ、印刷コストを惜しんで電子版のみで頒布したとしたら、そもそもとして購入数が少なくなっていたので紙本で出してよかったです。

色々面倒なこともありましたが、終わってみると参加してよかったので次回も開催されたら社内で声をかけてみようと思います。