本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

継続的な進化に惹かれる

先日、ゆずのライブに行ってきました。Kアリーナのこけら落とし公演で3日間のうち、最終日が運良く抽選に当たったのですが、北海道合宿の最終日とブッキング。どちらを取るか悩みましたが、ANDの発想で朝イチで向かうことで横浜まで1,000kmのエクストリームライブ参戦となりました。

ゆずを好きになったのが中学生の頃からなので30年弱になります。離れていた時期もあり、ライブに行った回数も片手で数えられるぐらいなので、ゆるいレベルのゆずっこ(ゆずファンの呼称)です。

前回いつ行ったのか気になって写真を掘り返したら2012年6月デビュー15周年の東京ドーム公演だったので、なんと11年ぶりでした。ゆるいどころか偽ゆずっこですねw

 

ゆずの魅力は何なのか挙げればキリがないですが、その一つが「絶え間ない進化を途切れることなく続けている」ことなのかなと思いました。

知っている人が多いかと思いますが、ゆずは路上ライブからデビューしています。ギター、ハーモニカ、タンバリンなどシンプルな楽器でアンプも無いので生声で毎週伊勢佐木町でライブをしていたわけです。デビュー直後の楽曲は夏色など多少アレンジは入っているものの、弾き語りメインで素朴な曲が多いです。

初めて買ったアルバムが「トビラ」というのですが、今までの素朴なイメージから一転してバンド系のダークな曲が収録されていて一体どうしたんだと驚きがあったのは覚えています。

その後も楽曲もバンドと組んだり、エフェクト入れまくったりとデビュー当時の曲を知っている身からすると違和感が強くなっていった気がします(一時離れていたのもそれが理由)。

しかし、ゆずの当時のインタビュー記事を読むと、ゆずとしての今後の方向性や自分たちの音楽の可能性についてかなりの試行錯誤をしてもがいていたのを感じ取れました。弾き語りだけをずっとし続ける道は残されているし一定数のファンはいたはずなのに、自分たちの元々のスタイルを崩してまで進化を遂げようとしていたのを知り、またゆずを好きになりました。

先日のこけら落とし公演でも、どんな年代の観客でも楽しんでもらえるようなセトリや演出、ダンスなどの工夫を入れているから楽しめるし、懐かしくも感じるそんなライブでした。

現状に満足することをせず、観客をいかに楽しんでもらえるかを第一に置いて進化し続けるのを見てパワーをもらえたので今日も頑張ろうと思った次第です。