本当にキツかった・・・
富士五湖ウルトラマラソンでは80kmをタイム的に余裕もって完走できたし、富士北麓公園への坂もギリギリ登れたので、12時間半ぐらいで完走できるかなと思ってましたが、飛騨高山の坂は甘くありませんでした。
結果は13時間25分でした。完走も危ぶまれたので完走できただけでも良かったです。
1つ目の坂はなんとか走って登りきれましたが、2つ目(30km地点)で歩きが入り、それ以降の坂は歩きメインになるぐらい傾斜と距離がキツイです。
上り坂も大変ですが、下りも侮れません。
前回で下り坂でスピード上げすぎると足裏を痛めた教訓から、着地をソフトにしようと心がけていました。下りの坂も急なので、スピードを上げすぎないように踏ん張ってたので腹筋と股関節、腸腰筋がかなりダメージ受けました。
今回初めて関門時刻を意識させられました。
フルマラソン、富士五湖でも関門から1時間以上の余裕があったのでまったく気にしてなかったのですが、飛騨高山では関門20分前に到着したこともあって、余裕がまったくありませんでした。
少しでも休んだら関門に引っかかるという焦りで、苦しくても走れるところは走ることを意識していました。
最後の90km過ぎから謎に身体が軽くなって、スピードが出るようになったのが大きかったです。あれがなかったら完走間に合ってなかったかもしれません。
最初の10kmと最後の10km以外はすべて苦しい思いをさせられたコースでした。
最後に100kmまでのざっくりハイライトです。
- START〜10km
- 身体が少々重く感じるけど、走れないことはない。周りのペースに巻き込まれないようにすることを意識
- 10〜20km
- 1つ目の坂。歩かずに走りきれた。ここまでは元気
- 気温はまだ低く、曇っている。かぶり水しているのでむしろ涼しいくらい
- 20〜30km
- 2つ目の坂。走り切ることはできず、歩きも入る
- 少し気温があがってきたけど、まだ曇っているし、山道で日陰もあるので問題なし
- 30〜40km
- 半分ぐらい歩きが入る。100歩走って、100歩歩く作戦
- コース最高地点に達したときの達成感が堪らない
- ペースがだいぶ落ちてきた
- 40〜50km
- 下り坂が続いて足がおかしくなり始める
- 晴れてきて暑さがでてきたが、かぶり水でなんとか凌ぐ
- 50〜60km
- 坂はほとんど歩き。下りのペースも落ちてくる
- 食欲があまりないが、壬生川エイドの飛騨牛とトマトそうめんは食べた。みたらし団子は食べそこねた
- 関門まで40分程度
- 60〜70km
- 千光寺への坂はまったく歯が立たず。ほとんど歩き。
- 食欲はほとんどなく、トマトやブドウ、さくらんぼ、バナナ、梅干しで凌ぐ
- 70〜80km
- 平坦な道のり。ここで時間を稼がねばと頑張って走るも、関門まで20分を切っていた。
- 梨打ち汁(豚汁)は食べる時間と食欲がなく断念。ふぐの唐揚げはかろうじて食べた
- 吐き気が止まらず頑張って走ってもスピードが出ず、心が折れそうになる
- トイレで吐いたら少しすっきりして、補給食を食べて少し回復
- 80〜90km
- 平坦コースで時間を稼いだおかげで、最終関門に間に合うことが確定
- 坂も少し走れるようになってきた
- 90km〜FINISH
- 90kmの坂を下るあたりで、謎に身体が軽くなる。速いときは5分半/kmぐらい走れた
- 最終関門でのサイダーが最高にウマい
- 身体が軽くなってスピードが乗る。体中痛いけど慣れてきたのか、いつものジョグと変わらない程度では走れた
最後に
「来年どうする?」と聞かれましたが、今のところ参加を即答できません。それぐらい苦しかった。
けれど苦しさを忘れた頃にはまた申込みしてしまうのだろうと思いますがw