本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

プロ野球のエンターテイメント性について考える

先日、千葉ロッテマリーンズと福岡ソフトバンクホークスのオープン戦を見てきました。先週末の暑さとうってかわって夜には雪が降るほどの寒さ。ZOZOマリンスタジアムは海沿いで風の強い球場ということもあって、風邪を引きそうでしたw

オープン戦と聞くと、シーズン開幕に向けた調整試合というイメージが強く、ペナントレースと比べると盛り上がりはそこまでではないのかな〜と思ってました。しかし8割ぐらいの席が埋まっていましたし、各球団の応援もしっかりされていたのが驚きました。

プロ野球の試合を生で観戦する機会がなくて、一度だけ見に行った試合がロースコアであまり点が入らず正直面白みに欠けて、暑い時期に飲むビールをただ楽しんでただけでしたw 今回は気温通りの寒い展開にならず、点が入ったり逆転劇もあったりと、とても楽しめました。

 

試合開始前はスタジアム周辺には屋台やガチャポンブース、スタジアム内で子どもを遊ばせるキッズスペースがあったりと、プロ野球を観戦する人以外にも楽しめるような工夫がありました。

私が子供の頃は、父が見たい巨人の試合とのチャンネル争いをするイメージが強く、「野球」自体を娯楽として提供していたことから客層も中年男性が多いと思います。

その後、私が個人的に変わったと感じた節目が横浜ベイスターズの親会社がDeNAに変わった頃でしょうか。ファンサービスやイベントを強化し、エンターテイメント性を向上させた結果、観客動員数が増えていきました。他球団も同様の取り組みを進め、球場に足を運ぶ客層が広がっていったように思います。今では、女性や若年層、家族連れも多く、野球というよりもテーマパークのような空間となっています。

今日、たまたま新宿駅で ジャイアンツタウンスタジアム の広告を見かけました。読売ジャイアンツの二軍の球場で、3月にリニューアルオープンしたとのこと。近くのよみうりランドやプール、温泉と合わせることで、野球以外のスポーツとエンターテイメントを楽しむことができ、地域の人たちにも楽しまれるようになっていました。

スタジアム運営側にとっては、観客動員数を増やすことも重要ですが、試合がない日以外にイベントを入れてもらったり他の収益源を探さなければなりません。稼働しなかったらただコストとなっていくだけですからね。日本ハムファイターズに拠点を移転された挙げ句赤字に転落した札幌ドームのようにならないためにも、球団と手を取り合い地元の人たちに愛されるような存在を作っていく必要があるのだと今回の観戦で考えさせられました。