2019年9月22日の技術書典7で「Spinnaker入門」という本を出しました。初めての本執筆で同人誌デビューです。
こんな感じです。申し込み当初は日和って50部でいいかなと思っていたのですが、サークルチェック数が40とか50になったので、チャレンジして80部にしたんですが、それでも無事完売できました。
収支計算をしたら印刷以外にも道具を揃えたりとか出費が多く、完売することでなんとか黒字になったのですが、技術書典で本を買い漁ったら赤字に転落しましたw
技術書典に参加してみてよかった点と反省点をじぶんなりに出してみました。次回参加できる機会があれば活かします。
よかった点
- 本完売!部数がちょうど良かった。100部はちょっと厳しかったかも?
- 見本誌カバーがあって参加者は手に取りやすかったかも
- 途中でスケッチブックでアピールして手に取ってもらう回数が増えた(気がする)
- 当日までにBOOTH販売できて当日朝に購入してもらえた
- 道具系や食べ物、飲み物を十分に準備できて足りないものはなかった
- 書籍やネットで情報は十分に知っていたので入稿やイベント準備で慌てることが少なかったしベストプラクティスに従って動けた
- POPスタンドの裏に厚紙を貼ってポスターの見栄えをよくできた
- 売り子がいてくれて本当によかった。トイレや軽食、買い物など一人だとできないので代わりがいてくれるとすごく助かった。同僚のAさんありがとうございました
改善点(当日まで)
- ゆとりのあるスケジュールでうごけなかった
- 早めの段階でRE:VIEWの使い方ぐらいは知っておくべきだった
- 執筆期間が取れなかった。もっと内容を盛り込みたかった
- 早割に間に合わなかった。出費が増えた
- 道具系を早くネット注文すればよかった。ブックスタンドが結局間に合わずダイソーで事足りた。ネットで購入した分もったいなかった
- ダウンロードカードを委託すればよかった。セブンネットプリントだと高くついた
- 直前に思いついて急遽データ作成した
- ターゲット層を絞りきれなかったせいで訴求ポイントが弱かった
- ブログで告知できなかった
- Spinnakerについて知っている人はこの本の内容についてほとんど知っているので買ってもらいづらい。Spinnakerについて知らない人はそもそも手に取りづらい
- Spinnakerについて知っている人も興味がありそうな内容(Spin CLI、Istioとの連携など)を入れればよかった
- AWSの実行環境をCloud9でやればよかった(すっかり忘れてた)
改善点(当日)
- SpinnakerそのものについてのPOPスタンドを用意すればよかった。Spinnakerを知らない人向けにアピールすべきだった。ポスターは表紙と別にする
- タブレット用のスタンドがほしい。組み立て式ブックスタンドだと倒れてしまった
- かんたん後払いの人にもダウンロードカードを渡すオペレーションにすべきだった。参加者の何人かは混乱していたようだったし、自分もよくわかっていなかった
- オペレーションマニュアルを簡易的でいいので作っておくべき。次回以降にも思い出せる
- 体調不良。終わった瞬間に口唇ヘルペスになってしまった。当日まで無理をしていていたかもしれない
戦利品
Twitterで気になった本や知り合いやお世話になっている人のサークルの本を買っていきました。買うのは決め手いたので中身を見ずに即書いです。これからじっくり中身を見ていきます。楽しみ。
まとめ
準備含めてとても疲れたし、その割にお金面だとまったく割が合わなかったですが、自分だけの本を出すのってすごくワクワクするし、今日自分の本を手にとってすこし感動してしまいました。しかも自分が書いた拙い技術書を色んな人が買っていただけて嬉しかったです。自分が少しずつ身につけてきた技術をお金に換えるというのはとても貴重な経験だったと思います。本を書くにあたり知らなかったところや曖昧なところを調べてまとめてお金までもらえる、一石三鳥ですね。
完売したことで次に書くモチベーションにつながりました。すでに次に書く本のテーマは決めているので、少し間隔をあけてじっくりをネタを温めていきたいと思います。
最後に技術書典は終わりましたが、BOOTHで引き続き電子データ版を販売していますので、買いにいけなかった人はぜひご購入ください。紙本よりすこしお安くなっています。