本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

デブサミ登壇と、それまでに至ったご縁について

2023年7月27日に開催されるDevelopers Summit 2023 Summerに、クラウドのコスト最適化をテーマに登壇することになりました。

event.shoeisha.jp

セッションタイトルと概要は仮置きとなっていますが、メイン参加者となるITエンジニア向けに、一見地味なクラウドのコスト最適化に取り組むことで、エンジニアとしてのスキルや成長にどう結びつくのか、ということをお伝えできればと考えています。

最近は、コスト最適化の業務から外れてデータ基盤の構築や運用に携わっているため、コスト最適化について登壇するかどうか迷いましたが、せっかくの機会をいただいたので、何事もチャレンジだということで登壇することにしました。


近年は円安の影響でAWSなどの海外クラウドサービスのコスト削減に目を向けられるようになり、各社で取り組みの勉強会を開催されたり、Qiitaなどの記事が増えてきたと感じていますが、私がコスト管理をしていたときはあまり事例がなく、かなり地味な扱いでした。

まあ、実際やってみると面白くはないですw ITインフラエンジニアとしてプロダクトやサービスをITインフラ面で改善しつづけることが楽しいので、コスト最適化業務は本来やりたかったこととは外れていると思っていました。

しかし、何事も突き詰めてやってみると、それなりの知見が得られるようになってきて、アウトプットできるレベルになってきたと感じていました。期せずして技術書典にサークル出展しようとしたとき、クラウドのコスト最適化について書かれている本が商業誌含めてほとんどなく、書いたら面白いのではと思い「Amazon Web Servicesコスト最適化入門」という技術同人誌を執筆しました。

マイナーなテーマなので反応を期待していなかったのですが、意外なことに同じような悩みを持たれている方が多く、好評をいただきました。そして、インプレスR&D(現在はインプレスに吸収合併)から商業誌の依頼をいただいて、技術書典で執筆した内容をベースに商業版を出版することになりました。

それと同時期に July Tech Festa というカンファレンスでコスト最適化に関してセッション登壇したのをきっかけにエーピーコミュニケーションズの永江耕治さんからインフラエンジニアBooksというイベント登壇のお誘いをいただくことになりました。

そうした活動をしていった結果、Developers Summit登壇のお誘いをいただく運びとなりました。

技術同人誌を執筆したのが2020年ぐらいなので、約3年経ったことになります。こうした活動は即効性があるわけではなく、遅効性として後から形となり、ご縁となっていくのだなと改めて実感させられています。

少し前までは比較的時間に余裕があったのでこうした種まきをしていることが多かったのですが、最近は時間に追われることが多く種まきをしている割合が減ってきています。そうなると未来でこうしたご縁や機会をいただくことが減ってきてしまうので、自戒として少しでも未来につなげることをしていこうと改めて反省して実行していこうと思います。