本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

ドラッガーの『辞めるか、移るか』とはどういう意味か?

先週日曜日は読書勉強会に参加して『プロフェッショナルの条件』を読みすすめていました。

プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか
P・F. ドラッカー(著), Peter F. Drucker(原名), 上田 惇生(翻訳)
ダイヤモンド社 (2000-07-01T00:00:01Z)
5つ星のうち4.2
¥1,900

内容はPart5 第3章「何によって憶えられたいか」の「辞めるか、移るか」です。

個人的にかなり刺さる部分が多く、赤線を引いて何度か読み返していましたが、勉強会中に「辞めるのと移るのは何が違うのか」という話になりました。

私の頭の中では、「辞める = 転職」、「移る = 異動」が固定概念となっていましたが、他の意見を聞くと必ずしもそうではありませんでした。

「辞めるとは、職種を変える」、「移るとは、異動もあるが、職種を変えずに会社を変える」

「職種を変えずに会社を変えることは、転職ではなく、転社である」

会社を辞めることが転職だと思っていたけど、考え方によっては転社であり、移ることである。という考え方は、私の中でかなり斬新でした。

 
その後に、私の半ば思いつきで、参加者の経歴(転職・転社)について聞いてみました。

長らく同じ会社に勤めている方もいれば、二桁の転職(転社)をされている方とバラエティに富んでいます。

なぜ同じ組織に属するのか、なぜ転職(転社)をされるのか、各々の考え方や価値観を知ることができて個人的にかなり有意義でした。

皆さまの考え方や行動は異なりますが、結局はドラッガーの以下の言葉に集約されているのだと感じました。

自らの仕事をし、自らのキャリアを決めていくのは自分である。自らの得るべきところを知るのは自分である。
 
組織への貢献において、自らに高い要求を課するのも自分である。
 
飽きることを自らに許さないよう、予防策を講ずるのも自分である。
 
仕事を心躍るものにするのも自分である。
 
プロフェッショナルの条件 「辞めるか、移るか」

どんなキャリアや会社、職種、仕事を選んだとしても、結局は自分が決めることであり、良い結果になるか悪い結果になるかは自分次第であるということですね。