社内のデータ利活用におけるビジョンステートメントをつくる会というミーティングを開催して、そのファシリテーションを務めていました。
業務として全社横断データ基盤の構築と推進をしています。認知と実績が少しずつ出てきてはいるものの、さらに社内で利用拡大されるために、何を取り組むかについてチーム内で議論していました。その折で、データ基盤はあくまで手段として、社内のデータ利活用と意思決定をリードするために、関係者で共通認識を持つことが重要だと考え、ビジョンステートメントをつくることにしました。
私のいるチーム(データエンジニア)に加え、任意参加者としてデータサイエンティスト、データアナリスト、ITインフラエンジニアと、データ分析やデータに関わる業務を行う人たちも参加してもらいました。
この手の議論は、なかなか決めることが難しく、何回かミーティングを行うと勢いが無くなってしまい、たち消えてしまうため一回で決めようと色々工夫をしてみました。
1.いつもはオンラインでのミーティングが多いのですが、やはりオフラインで議論したほうが活発になりやすいので、参加者のスケジュールを確認して、午後いっぱい時間を確保できるスケジュール設定を行いました。この話は5月ぐらいから始まったのですが、みなさんなかなか忙しくスケジュール確保できたのが7月になってしまいました。
2.真面目なテーマなので和気あいあいで議論が進むようにささやかですがお菓子を用意しました。オフラインならではの工夫です。近くのコンビニで適当に買ったのですが、お菓子があるとちょっと行き詰まってもお菓子休憩ができるので良いですね。
3.参加者には事前宿題としてビジョンステートメントを作ってきてもらいました。社内で参考となるテンプレートがあるので、自分なりの実現したいことを書いてもらいました。同じ会社にいて、データに関わる業務として共通点はあるものの、それぞれのポジションが異なるので見えている世界観や実現したいことが皆バラバラだったのが面白いですね。
4.事前宿題をもとに、参加者が共通認識として持てるビジョンステートメントを作っていきました。こういうテーマのファシリテーションって個人的に苦手というか難しいなといつも思っているのですが、幸いなことに参加者同士で議論が活発になってもらったおかげであまりファシリテーターしなくても済みましたw タイムスケジュールはざっくり引いたので適宜休憩を挟んだり、脱線したときに元に戻したりする程度はやっていました。
こうした工夫があったおかげで、予定していた時間から大幅にずれることなくその場で完成することができました。やはりファシリテーターは疲れますねw 1ヶ月以上前からもやもや考えていたので終わって一息つきました。
このミーティングは二部制で、私が担当したのが第一部、第二部はマネージャーがファシリテーターとしてデータ分析のバリューストリームマッピング(VSM)を作ったのですが、それはまた別の機会に書きたいと思います。
今回のミーティングから私たちが取り組む方向性がある程度決まったので、それを達成するためのKPI設定に取り組んでいきます。