Webコミックを読みます(仕事しろですがw)。最近おもしろいと思ったのが『ヤンキー君と科学ごはん』です。
化学教師の蘭は担任を務めるクラスの問題児・千秋の留年回避のためマンツーマンで補習をすることになる。
科学に興味ゼロの千秋に補習を受けさせるため、蘭が提案したのは“料理”で…?
集英社 (2023-03-17T00:00:00.000Z)
¥680
化学教師の蘭は料理はまったくできませんが、科学的に正しいと思われる料理方法を調べてヤンキーの千秋に教えていきます。千秋の家庭はネグレストで、双子の妹と弟に美味しいご飯を食べさせてあげたい一心で料理を学んでいき、少しずつ更生されていくというストーリーです。
最新話(21話)は千秋の友達の海里と蘭が料理するという内容です。
海里の家庭もネグレストで料理をまともに作ったことがありませんが、科学的に正しい味噌汁を料理できて海里が感動しているとき、蘭はこう言います。
俺も料理しないからわかるんだけど、正解の味ってわかんないだろ?好みもあるし。
だけど、これは科学的に正しいって分かるとさ、間違っていない物をつくれたぞって自信持てないか?
自分のやっていることが間違っていないとわかるとちょっとした自信になる。これが学びだ。
化学教師である蘭にとって料理自体がよくわからなくても「科学的に正しい」のであれば「やっていることは間違っていない」ということですね。
自分の中でこうした「やっていることが間違っていない」と言えるなにかを持っていますか?ということです。
化学のようなモノ・コトでもいいですし、筋トレやっている人ならパーソナルトレーナー、仕事などの相談にのってくれるメンター、学生時代の恩師という方もいるでしょう。「そこ(この人)に向かっていけばおおよそ間違えないだろう」という方針、見取り図、方角があること、そしてそれを示してくれる存在は重要です。
そこ(その人)が示すその方向にひとまず進んでみてちょっとでも成果がでれば自信を持てるようになり、加速していきます。そしてそれがまた成果につながりますます自信につながっていきます。途中で間違った道に向かってしまっているのであれば、途中で気づいて軌道修正できることもできます。各ポイントにおいて、おおよそ合っているよと示してくれる存在は精神的に安定させてくれて、自信をもたらしてくれます。
子どもの頃や社会人歴が浅い人なら恩師やメンターのような人に出会える可能性がありますが、ある程度の年齢になると自分で見つけないと出会えることは難しいでしょう。
ここぞという人に出会ったらその方に従事する、メンターになってもらうようにお願いしてみてはいかがでしょうか。