本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

先にコピーを取らせてもらえませんか?

我が家にはプリンターがありません。大学生〜社会人2年目ぐらいまでは持っていたのですが、場所を取るわりに使う機会が年賀状や確定申告(e-Taxが登場する前)ぐらいしかなく、インクの交換が面倒だったので持つことをやめました。今はコンビニのネットプリントを使っています。セブンイレブンのネットプリントはスマホから画像ファイルやPDFファイルをネットプリント用のアプリに転送するだけで印刷予約ができます。セブンイレブンに赴いて発行されたQRコードをコピー機に読み込ませて印刷設定(用紙サイズ、カラー・白黒、分割など)をすれば印刷完了とお手軽です。1枚白黒で20円、カラーで60円で高めですがプリンターを自宅に置かずにインクのメンテナンスをしなくて済むのでとても楽ちんです。

主な用途は幼稚園からのお知らせです。子どもが通っている幼稚園への出欠や幼稚園からのお知らせはすべてスマホアプリ。紙による手渡しはほとんどありません。お知らせはA4サイズのPDFファイルで添付されるのでスマホからだとかなり見づらい。持ち物や遠足・運動会などイベントで大事な注意事項が書いてあるので見落とすと大変なので面倒だと思いつつ、毎回印刷するようにしています。ペーパーレスの意味がありません。。。

 
先日、セブンイレブンで印刷しようとしたところ、目視で50代以上の女性が先に印刷機で何かをコピーしていました。10枚以上の紙を一枚ずつコピーをとっていたので時間がかかります。先にコピー取らせてもらおうとしたのですが向こうはこちらに気がついていないようなのでしぶしぶ待ちました。結局先の人がコピー終わるのに10分以上かかっていました。

その後日、別件でまたもセブンイレブンで印刷しようとしたところ、50代以上の男性が何かの本?を1ページずつコピーをとっていました。その本の厚さは薄いのですが、まだ半分も終わっていなそうでかなり時間がかかると予想できますし、私のは用紙1枚で手順も慣れているので1分もあれば印刷を終えられるので、先にコピーを取らせてもらうように男性にお願いしました。幸い快諾してくれたので自分の分をサクッと印刷して事を収めました。

 
一連の出来事があった後日、ふと『影響力の武器』で「理由を添えると頼みごとが成功しやすくなる」というのでコピーに関する記述があることを思い出しました。

① コピー機の前に並んでいる人に「すみません。先にコピーをとらせてくれませんか?」とお願いする
⇒ 成功確率は60%。

② コピー機の前に並んでいる人に「すみません。先にコピーをとらせてくれませんか?急いでいるので」とお願いする
⇒ 成功確率は94%

③ コピー機の前に並んでいる人に「すみません。先にコピーをとらせてくれませんか?コピーをとらなければならないので」とお願いする
⇒ 成功確率は93%

①のお願いだけと比較して、②は「急いでいるから」という理由をつけることによって成功確率がぐっと上がります。面白いのが③の「コピーを取らなけれればならないので」と理由になっていない理由を添えるだけでも成功確率が②とほぼ変わらない点です。

文末の「ので」(Because)が違いを生み出しているということですが、本当に効果があるのか本書を読んだだけだとどうも信ぴょう性が低いです。せっかくコピーを先に取らせてほしいシチュエーションが2回も訪れたのに③を試さなかったのはもったいないなと後から少し後悔しました。

今後も同様のシチュエーションに出くわしたときには③を試してみたいなとおもった次第です。