小ネタです。
インスタンスタイプが大きいAmazon EC2インスタンスをずっと起動すると料金がかなり高くなってしまうため、リザーブドインスタンスを購入して費用を抑えることがあると思います。
リザーブドインスタンスを購入するメリットの1つに、「リザーブドインスタンスをインスタンスファミリー内の別インスタンスタイプに変更できる」があります。
例えば、c3.2xlarge のリザーブドインスタンスを1台購入した場合、c3.xlarge のリザーブドインスタンス2台に分けることができますし、逆もまた然りです。
なので、リザーブドインスタンスを購入した後、対象EC2インスタンスを使わなくなったとしても別EC2インスタンスに割り当てることができます。
しかし、注意しなければならないのが別インスタンスタイプに変更できるのが「Linux/UNIX」のリザーブドインスタンスのみということです。
Windows Serverの場合、変更できるのがAZとネットワークプラットフォーム(VPC内かそうでないか)のみで、インスタンスタイプを変更することができません。
誤って別のインスタンスタイプのWindows Server リザーブドインスタンスを購入したり、途中で使わなくなった場合は損することになるので購入には十分気をつけた方が良いです。
公式にもちゃんと書いてありました。
すべての製品プラットフォームタイプで、アベイラビリティーゾーンやネットワークプラットフォームを変更することができます。インスタンスタイプの変更は、Linux プラットフォームタイプのみでサポートされています。ただし、ライセンスが異なるため、Linux リザーブドインスタンスから RedHat リザーブドインスタンスまたは SUSE Linux リザーブドインスタンスに変更することはできません。RedHat または SUSE の料金の詳細については、Amazon EC2 リザーブドインスタンスの料金を参照してください。 リザーブドインスタンスの変更