行きつけのサロンでスタッフさんと話していたときのことです。
そのオーナーはパチスロ好きで、朝から晩まで複数店舗をはしごしているそうです。
徒歩で駅から駅へと移動しながら、何軒も回って打ち続けているとのこと。すごい熱量です。
驚いたのは、それで平均的なサラリーマンくらいの収入を稼いでしまっているらしい。
私はパチスロやギャンブルのことは全然わからないのですが、基本的には期待値が低く、胴元が儲かる仕組みだと思っています。
そんな中で利益を出せているというのは、きっと研究や情報収集、現場での経験を積み重ねているからなんでしょうね。
そのオーナーは本業があるので、パチスロはあくまで趣味のはずです(おそらく)。
でもその“趣味”に対して、中毒的なほど真剣に向き合っています。
その姿勢を聞いて、「趣味でも本気でやれば、それがその人の道になる」だと妙に感動してしまいました。
今の時代、何がウケるかなんてわかりません。
SNSでたまたまバズった人がそのまま仕事になったり、ゲームのプレイ動画が生業になったりします。
多様性の時代だからこそ、好きなこと・得意なことをとことん突き詰めていけば、それが個性になり、結果的に飯の種になる可能性があります。
私自身、パチスロをやるつもりは毛頭ありませんが、自分の好きなことを「仕事に関係ないから」と切り捨てるのはもったいないと思いました。
たとえ直接的に役に立たないように見えることでも、「無用の用」という考え方で大切にしていきたいです。
遠回りに見えることほど、あとで自分の道を広げてくれることがあるということですね。