10月にゆずが『トビラ』というアルバムのリバイバルライブが開催されます。
『トビラ』はゆずの3rdアルバムですが、今までファンが抱いていたイメージを覆すような、激しかったり暗めの曲が入っている異色の作品です。私が中学生の頃、初めて買ったのがこのアルバムでした。
それまでの曲はすべて聴いていたのですが、このアルバムでイメージがガラッと変わったのがとても印象的で、思い出深いアルバムです。そんな『トビラ』のリバイバルライブが開催されるのですから、当然ファンとして参戦しないわけにはいきません。
今回はファンクラブ限定、わずか3日間という狭き門でしたが、なんとか座席を確保することができました。
そんなわけで(?)、当時のゆずがどういう感情や考えを抱いていたのか気になったのでインタービュー本を入手することにしました。
中高生の頃に読んでいましたが、引っ越しなどによって手放してしまい、中古品を探して手に入れることができました。
インタービュー本は2冊。2001年、2009〜2014年頃の様子を描かれていました。
1冊目(2001年頃)は、当時24歳頃で相当尖っていた模様でしたw デビューしてわずか3年で全国アリーナツアーができるぐらいまでの人気になりましたが、デビューの勢いでここまでやってきたけど、「プロ」としての真価を問われてきた頃でもあり、本人たちの成長やゆずの方向性の葛藤がかなりあったことが赤裸々に語られていました。
2冊目(2009〜2014年頃)は、ゆずの方向性が見えてきて、自分たちが自信を持って曲を作れたり、ライブができるようになってきた感触が得られてきた感じです。
どういうコンセプトを持って、どういう表現がもっとも客に伝わるのか、毎回のライブおよびツアーで考えていって、そして毎回のライブではつねにベストを尽くして、いかにファンに楽しんでもらえるかを一番に考えてパフォーマンスされているかが伝わってきました。
ポイントは、毎回ベストを尽くすけど、毎回同じことを繰り返すのではなく、常に進化しつづけていること。
時折、自分たちの"原点"に立ち返るために、2人だけの弾き語りライブもしますが、そのときに自分たちが何をしたらよいのか、何を提供できるのかを考え抜いている感じでした。
来年はデビュー30周年を迎えます。30年間も大きな休養期間を作ることもなく、走り続けているのは驚愕ですね。
毎回のライブで元気をもらっています。私も負けずに自分のベストを毎回尽くすことと進化しつづけていきたいものです。