7/8にPocketが終了しますね。
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社会人になる前、初めてiPhone 3Gsを手に入れて頃から、当時は「Read It Later」という名前でしたが、大変お世話になりました。
Web上の記事など、何かあればすべてここに入れていました。
他にも類似サービスは山ほどあったと思いましたが、一旦溜め込んでしまうと、他に移行するのが面倒なので、惰性で使い続けていました。
サービス終了するのに伴い、他サービスにデータ移行することを考えましたが、結局はやめることにしました。
なぜなら、ここに入っている内容は全て情報が古く、自分にとってもあまり良いとはならないと思ったから。
放り込んでいた内容は主にIT系(プログラミング、ITインフラ etc)の情報でしたが、1年経つだけでものすごく鮮度が劣化します。当時はモダンだったアーキテクチャやベストプラクティスなどが、数年経つと別の方法が確立され、逆にアンチパターンになることもあります。
中には今にも通ずる内容もあるかと思いますが、精査するのが億劫ですし、AIによる検索などで情報が手に入りやすくなったので、抱えておく必要性は薄くなりました。
もう一つ、溜め込んでいたのは、読んでいて自分が元気になったり、やる気にさせてくれるような内容です。これも定期的に読みたいと思いつつも、日々入ってくる情報量に流されてしまい、なかなか読めずにいました。
先日、Gmailのメール受信ボックスを空にしたと書きましたが、「あとで読もう」は数日経つだけで読まれることはほぼ無くなります(少なくとも私は)。
この時代において、そういった情報を自分でストックしておく必要性は無くなっていると思います。中にはもう二度と出会うことのないものもあるかもしれませんが、それはほんの僅かです。ほとんどの情報は似たようなものばかりで、後からでも入手できます。
ストックではなく、フローになってきており、来た瞬間に捌いていく必要があると感じています。
ただし、本などのモノは別だと思います。先日、昔読んだ本を懐かしく感じて、もう一度購入しようとしましたが、どこにも売っていません。近所の図書館にも所蔵されていませんでした。
デジタルな情報とは違い、本との出会いは一期一会だなと思い知らされました。
そういうことを考えてしまうと、室内に積んでいる本がますます溜まってしまう一方ですがw