昨日の富士五湖ウルトラマラソンの続き。
今回から新設された80kmの部。河口湖〜西湖〜精進湖〜本栖湖の4湖を巡ります。本栖湖を回れるのは120kmと80kmの部だけ。62km、100kmの部は回りません。なので実は本栖湖を回れるというのは珍しいことなのです。
新設の80kmと120kmを走るランナーはあまり多くないので、エイドステーションは比較的人が少なく、妙な慌ただしさもなく、和やかなやり取りで癒やされたのが良かったです。コーラを入れてくれたりポテチをくれたり優しいスタッフのおじさんとの談笑も楽しいひとときです。
35〜40km地点で本栖湖に着いて、50km手前で折り返します。このぐらいの地点だと疲れが溜まってきてしんどい時間帯です。体がしんどくなってきたときに有効なのが声を出すこと。筋トレなどで「ハッ!」と声を出すと重いバーベルなどを持ち上げやすくなるのと同じように、声を出すことで自分に気合を入れることができます。
ただ一人で大声を出しているとアブナイ人なので、こういうときはランナーへの声掛けが有効です。折り返すときに120kmの部のランナーとすれ違うことが多かったので、すれ違うたびに「ナイスラン!」と声をかけるようにしました。
こういう声かけをしやすいのもウルトラマラソンの醍醐味ですね。都市型フルマラソンだと、スライド(すれ違い)の距離がありますし、声掛けがなんとなくしづらいものです。ウルトラマラソンはランナー全員が自分の限界に挑んでいるので、お互いを励ましあうという空気感が好きです。
相手のランナーを励ましているつもりが、自分自身を励ますという作戦が功を奏して、55kmぐらいまでは調子よく走れました。ただその後はしっかり反動がきましたが・・・