数年前に購入した備蓄用の水が消費期限を迎えました。
備蓄用ペットボトルは5年保つので、消費期限をGoogleカレンダーに登録しておいて切れたら補充するようにしていました。そして2025年3月にその期限が切れたというわけです。
いつ購入したかはっきり覚えていませんが、少なくとも5年ぐらい前に購入して今まで一度も使わずに済んだというわけですね。
備蓄用品を購入するたびに、今後もこれを使わざるを得ない事態に陥らないでほしいと切に願っています。しかし、私たちの取り巻く状況は、混沌、そして激動しているといえます。
先日、トランプ米大統領が相互関税政策を打ち出してからは日本だけなく、世界の国々にも大きな影響を及ぼしてます。2022年からロシアによるウクライナ侵攻は未だに終わらずむしろ激化しています。南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などの大規模災害もいつ起こるかわかりません。
過去数年〜数十年と何も起こらずに済んでいたとしても、今後どうなるかわかりません。この記事を書いた直後や明日にでも思いしない事態に陥るかもしれません。
私たちは無意識下に「正常性バイアス」に囚われがちです。正常性バイアスとは、「今まで大丈夫だったんだから、これからもきっと大丈夫」と考え、異常事態のリスクや兆候を軽視してしまう心理のことです。例えば、自然災害のときに、「ここは災害が今まで起きていないから避難しなくても大丈夫」と考えてしまうケースがまさにそうですね。
まだまだ備蓄の備えは足りておらず危機感を持っていますが、その話を同僚などにすると、私程度の備えでさえ、しっかりされていると驚かれます。一人暮らしで私より若い人たちは「なんとかなるさ」「災害が起きたら諦めて死ぬ」と達観のコメントをされています。しかし、実際にそのような事態になり、一瞬で死んでしまったらまだしも、生存していたとしたらその後は地獄を見る羽目になるのは想像できます。
自分、そして家族の命を守るために、日々の備えを怠らないようにしたいと改めて戒めとしておきます。