昨年になりますが、目黒にある占い師の方の鑑定を受けてきました。ご紹介をきっかけに占い師と知り合いまして、定期的に通っています。
前回訪れた際のブログ記事を貼っておきます。
すごいなぁと思うのが、私の根本にある、誰にも言ったことない内面や思想をズバリ言い当ててくれる点です。占いのやり方なのかもしれませんが、普段は意識したことがないような点を突っ込まれたりすると、「たしかに、そうかも」と腑に落ちてしまいます。
今回の鑑定で印象に残った話題は、占いの結果というよりも、「土の時代」と「風の時代」という時代の移り変わりに関してでした。
「土の時代」と「風の時代」というのは、西洋占星術の概念に基づいた、社会や価値観の大きな流れの変化のことをいいます。おおよそ200年ぐらいの周期で変わっていくとのことです。
1800年代から2020年頃までは「土の時代」でした。「土の時代」は以下の特徴があります。
- 物質主義と安定志向
- 目に見えるものや実体のあるものが価値とされる(例:土地、不動産、資産、所有物)。
- 富や権力の集中、地位や肩書きの重視。
- 構造と階層の重視
- 大企業や組織、国家などの「仕組み」や「ルール」に基づいて物事が運営される。
- 労働や努力が評価され、「継続」や「忍耐」が重要とされる。
- 安定と堅実さ
- 長期的な計画や着実な成長を好む。
- 変化よりも、持続可能で堅実な仕組みを維持することを重視。
- 大量生産と大量消費
- 産業革命以降の時代が象徴的で、「ものを作り出す」ことが価値だった。
- 資源や物質の活用に重点が置かれた。
「土の時代」は目に見える資産(たとえば、不動産や石油といった物的な資源)が価値の中心であることです。この時代では、安定性が重視され、それを支える資産を多く持つ者が富や権力を手にしてきたのだといいます。
一方で、2020年以降は「風の時代」に移り変わったとのこと。「風の時代」は以下の特徴があります。
- 情報と個性の重視
- 目に見えないもの(情報、知識、アイデア、人間関係)が価値の中心となる。
- 個人の自由や個性が尊重される。
- ネットワークと分散化
- インターネットやSNSなど、情報や価値が「つながり」を通じて広がる。
- 中央集権的な仕組みより、個人や小規模なグループが連携して機能する時代。
- スピードと変化
- 迅速な行動や変化への適応が求められる。
- 長期的な安定よりも、「今、行動すること」が評価される。
- 所有から共有へ
- 物を「所有」することより、必要な時に「アクセス」できること(例:シェアリングエコノミー)。
- 無駄を省き、効率を重視。
- 創造的な組み合わせ
- 既存のものを組み合わせ、新しい価値を生み出す(例:AIの活用、複数分野の融合)。
- 革新やユニークさが重要。
「風の時代」では、目に見えないもの(たとえば、情報やデータ、アイデアといった無形の資産)が価値を持つようになります。この変化に伴い、流れが非常に速く、変化の激しい時代になります。
「風の時代」を生き抜くために
この話を聞きながら2020年を振り返ると、たしかに大きな変化があったと実感しました。クラウドコンピューティングやAI技術の進化、デジタル化の加速など、IT分野だけを見ても劇的な変化が起きていますよね。そして、このような変化に適応することがこれからの時代を生き抜く鍵だと感じました。
占い師が強調されていたのは、『「風の時代」の人たちと関わること』が重要だという点です。特に10代や20代の若い世代は、「風の時代」に生まれ育ち、その感覚を自然と身につけていることが多いです。私たちのような30代や40代にとっては、この時代のスピード感や価値観を完全に理解するのは難しいかもしれませんが、彼らとの交流を通じて学び、変化に適応していくことが必要だと感じます。
自分の周囲の方は同世代か一回り上の方が多く、10代・20代はあまりいない。接する機会が減ることで今の時流や変化に対応していくことが難しくなると思います。自分だけが頑張って追いつこうとするよりも、それに慣れ親しんでいる人たちに触れたほうが得られるものが大きいはず。年下だからといって、逆に年下だからこそ、教わるものがたくさんあることに気づきました。
最近読んだ『金持ち父さんの若くして豊かになる方法』でも、「変化に対応する力」がこれからの時代を生き抜くための鍵だと書かれていました。若い世代の人たちは、この変化の中で自然と柔軟に対応しています。彼らの感覚を学び、自分の考え方をアップデートしていくことで、「風の時代」の波に乗れるようになるのではないかと思います。
そのためには、自分より若い世代とのつながりを増やしていき、彼らに学ばせていただこうという気概で行こうと思います。