本日も乙

ただの自己満足な備忘録。

リズムを生み出す伴走者の重要性

ランニング系YouTube動画を見ていた際に、サブ4(フルマラソンを4時間未満で完走)を達成するノウハウというのがありました。その動画曰く「ピッチ数180spm、ストライド 約100cmを楽に走れればサブ4を達成できる」とのことです。ピッチ数とは1分間の歩数であり、spm(Step per minutes)で表現されます。ストライドは歩幅ですね。180spmのピッチを維持する方法としてメトロノームアプリをつかって骨伝導イヤホンなどでランニング中に聴きながら走るというものです。

早速やってみたのですが、今の私の走力だとかなり早めに感じました。今までピッチ数を意識していなかったのですが、Garminの過去の記録では平均で160〜170spmだったので、180はギアをあげて走らないと厳しい感じです。ちなみに180のテンポがどんなものなのか気になる方は以下のYouTube動画を見てみてください。かなり早く感じるかもしれません。

www.youtube.com

最初は苦しくて息も上がるものの、リズムに乗ってしまえば途中から慣れてくるようになり、10kmぐらいまでは走れるようになりました。今の走力だとこのぐらいが限界です。180spmで走ると1kmあたり5分のペースで走れることがわかりました。ピッチ数が上がるとストライドも伸びて1.1mぐらいになっていたようです。180spm×1.1m ≒ 200m/分 なので 5分で1km走れることになります。

やってみてわかったことが、メトロノームアプリでリズムを取りながらだと安定してピッチを刻めるのですが、メトロノームアプリを辞めると160〜170に落ちてしまい、自分で上げるのがなかなか難しいです。今の走力だと180を刻むのがやや難易度が高く自力でやるのが難しいということなのでしょう。しばらくはメトロノームアプリでリズムを体で覚えることを継続しようと思います。

 

一段階自分のギアを上げてくれる「メトロノームアプリ」のような存在って仕事にも必要なんじゃないかなと思いました。スポーツ漫画とかでチーム内の司令塔みたいな人がリズムを生み出すことで、チームメンバーはそのリズムに乗って試合展開するみたいな話がちょくちょく登場します。自分でリズムを作り出すのは難しいですが、サポートしてくれる存在がいれば、そのリズムに乗るだけでパフォーマンスを発揮しやすくなりますし、こうしたリズムを作り出す力が強ければ強いほど、チーム全体のパフォーマンスも高まります。

周りのチームメンバーやメンターなど、自分のリズムを引き上げてくれる存在が居てくれる環境であれば、それに乗っかっていけるので良いのですが、そういう存在がいないのであれば、メトロノームアプリのようなツールを駆使して自分でリズムやパフォーマンスを引き上げてくれるような仕組みを考えていく必要があると思います。

また、リズムといえば、生活リズムの重要性も感じます。一般的に言われることですが、生活リズムを一定に保つことは心身の健康に良い影響を与えます。会社員であれば、始業の時間は決まっていますし、家族がいれば起床や食事などの時間は決まってきます。

私の子どもは20時就寝、5〜6時に起床と早寝早起きなのです。土日・祝日・年末年始関係なく決まった時間に起きてくる(むしろ土日の方が平日より早い)ので、親は嫌でもその時間に起きざるを得ません。一人暮らしだったらきっと休みの日は昼過ぎまでダラダラ寝てしまっているかもしれないので、家族のおかげで規則正しい生活を送れています。

周りの人や環境の力を借りて、リズムを整えることで日常のパフォーマンスを安定的に出していけているのだと改めて感じた次第です。

 

ちなみに、メトロノームアプリは『Metronome beats』というのを使っています。

play.google.com

このアプリの良いところは以下の点です。

  • 音を機械音以外に何種類か選べる
  • 音の種類を変えることができる
    • 私の場合は「トン、トン、カン、カン」(分かりづらい・・・)という設定にして、呼吸は「吸う、吸う、吐く」のリズムで合わせています
  • 音楽としてバックグラウンド再生ができる
    • イヤホン操作で再生と停止ができる