コマンドを実行するためのパスを変更する。
大抵のコマンドは、/usr/binや/binにあるが、使いたいコマンドによっては、/usr/sbinなどに置かれているため、そのままではコマンドを実行できない。 フルパスで入力すればコマンドを実行できるが、毎回入力するのは大変面倒。 例)/usr/sbin/usermod よって、そのような場合パスを通す必要がある。
- 現在のパスを確認する
- パスを追加 現在のユーザのホームディレクトリ(/home/hoge)の.bash_profileを編集する。
- 設定を反映させる ファイルを編集しただけでは設定が反映されない。 一度ログアウトして再ログインするか、以下のコマンドを実行することで設定が反映される。
[~]$ echo $PATH
/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/home/ohsawa/bin:
hogeは現在のユーザ名。
「:」で区切っている。
[~]$ cd ~
[~]$ vi .bash_profile
「PATH=$PATH:$HOME/bin」の下に以下の設定を追加する。
PATH=$PATH:/sbin
PATH=$PATH:usr/sbin
PATH=$PATH:usr/local/sbin
[~]$ source .bash_profile
sourceコマンドはファイル内のコマンドを実行するコマンド。
参考URL:UNIXの部屋 コマンド検索: source
設定が反映されたか確認する。
[~]$ echo $PATH
/usr/local/bin:/bin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/sbin:/sbin:/home/ohsawa/bin:/sbin:usr/sbin:usr/local/sbin:
後ろに「/sbin:usr/sbin:usr/local/sbin:」が追加されていればOK。
以上が、パスの通し方だが、この方法はhogeというユーザだけが反映される。 rootユーザのパスを通すには、visudoを実行して編集する必要がある。
- パスの確認
- パスの追加
[~]$ sudo sh -c 'echo $PATH'
[sudo] password for hoge:
/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin:
[~]$ sudo visudo
Default secure_path = /sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/local/bin
↑後ろに「:/usr/local/sbin:/usr/local/bin」を追加する
[~]$ sudo sh -c 'echo $PATH'
[sudo] password for hoge:
/sbin:/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/usr/local/sbin:/usr/local/bin