AWSの開発者サポートプランの料金モデルが変更になるのでどのように変わるのか調べてみた

投稿者: | 2017/07/26

開発者サポートプランにずっと加入していたのですが、昨年から以下のようなメールがAmazonから来ました。
2017年8月1日から料金モデルが変更になりますが、一旦ベーシックサポート(無料)に変更されるようです。

どのように変わるのか

  • 今まで(7/31まで): $49/月(固定)
  • 今後(8/1から): $29 か 月額料金(税抜)の3% の計算結果の内大きい方

大規模にAWSを使っているので、明らかに$29を超えるので月額料金の3%が適用されます。
さらに恐ろしいのが、(ビジネス、エンタープライズに加入している人ならわかっていると思いますが)、月額料金にはリザーブドインスタンス(RI)の購入金額も含まれます

コンピュート能力が必要になったために Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) リザーブドインスタンス、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) リザーブドインスタンス、Amazon Redshift リザーブドインスタンス、または Amazon ElastiCache リザーブドキャッシュノードの料金を前払いするとともに、有料 AWS サポートのいずれかのプランに加入した場合は、リソースに対する 1 回限りの料金(前払い)が、リソースを購入した月の AWS サポート料金の計算に含まれます。また、リザーブドリソースの時間あたりの利用料金は、毎月の AWS サポート料金の計算に含まれます。

https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/pricing/

例えば、8月1日にc3.xlarge(Linux, 東京リージョン)のRI(スタンダード、1年全前払い, $1,505)で購入した場合、以下の計算式の通りに8月にRIに対するサポート料金が請求されます。

$1,505 × 0.03 = $ 45.15

開発者サポートの最低料金($29)を超えてしまいました。

「なら、サポートに入る前にリザーブドインスタンスを買ったら請求されずに済むのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、Amazon様は甘くありません。
加入月に既存リザーブドインスタンスの残期間の按分計算された金額もサポート料金に含まれます。なお、日割りによる按分計算された金額は加入月のみ請求となり、翌月以降は請求されません。

デベロッパーサポートプラン、ビジネスサポートプランまたはエンタープライズサポートプランにサインアップしたときに既存のリザーブドリソースがある場合、予約期間で案分計算されるリザーブドリソースに対する 1 回限りの料金 (前払い) が、AWS サポートの最初の月の料金計算に含まれます。例えば、1 月 1 日に 3 年分のリザーブドインスタンスを購入しており、同年の 10 月 1 日にビジネスサポートプランにサインアップした場合、1 月に支払った前払い料金の 75% が 10 月のサポート費用の計算に含まれます。

https://aws.amazon.com/jp/premiumsupport/pricing/

日割りによる按分計算なので以下のような計算式になります。

(((RIの有効期限日 - サポート加入日) / 365) × RI購入金額 ) × 0.03

例えば、2017年2月26日にc3.xlarge(Linux, 東京リージョン)のRI(スタンダード、1年全前払い, $1,505)で購入し、8月1日に開発者サポートに加入した場合は以下のようになります。

(((2018/02/06 – 2017/08/01) / 365) × 1,505) × 0.03
= 189 / 365 × 1,505 × 0.03
= $ 23.38

c3.largeなのであまり大きい金額だと感じませんが、大きいインスタンスタイプ(8x系やGPUなど)を多く購入してると、影響はかなり大きいです。

疑問点をサポートに聞いてみた

AWSのサービスページ だと分からないことが多いのでサポートに聞いてみました。

サポートプランの変更について

Q1. 開発者サポートからビジネスやエンタープライズのサポートに変更した場合のリザーブドインスタンスの料金について
例えば、8/1に開発者サポートに入り、9/1にビジネスサポートに変更した場合、すでに支払ったリザーブドインスタンス分の残予約期間分の料金はサポート料金に含まれるのか。

A1. 開発者サポートからビジネスもしくはエンタープライズサポートに変更した場合は、変更した時点以降の予約期間分の前払い金に対するサポート費用の差額が請求される。
そのため8月1日に開発者サポートに加入した場合に、8月1日以降の予約期間に対しての前払い金に対して、案分計算された金額に対するサポート料金が発生する。
その後、9月1日にビジネスサポートに切替えた場合は、9月1日以降の予約期間に対しての前払い金に対して、案分計算された金額に対する開発者サポートとビジネスサポートの差額が請求される。

Q2. 開発者サポートに加入後、諸事情等でベーシックサポートに戻した後、再び開発者サポートに加入した場合、すでに支払ったリザーブドインスタンス分の残予約期間分の料金はサポート料金に含まれるのか。

A2. 開発者サポートに加入した時点で、リザーブドインスタンスの残りの予約期間に対する前払い金に対してのサポート料金が請求される。もしベーシックサポートに戻しても返金されない。しかし、一定期間の経過後、再び開発者サポートに加入した場合は、既に支払ったリザーブドインスタンスの残りの予約期間に対する前払い金に対しては、再度の請求は発生しない。

サポート料金について

Q1. サポート料金に含めるのは税抜金額か

A1. サポート料金を計算する場合、リザーブドインスタンスの予約期間に対する前払い金や、AWSサービスご利用量など、税別の金額にて計算される。サポート料金の確定後に、サポート料金に対しての課税はない。

Q2. サポート加入後、当月以内にベーシックサポートに戻した場合、サポート料金はどのように計算されるのか
※ 開発者サポートが$49/月 のときに問い合わせたものです。

A2. 解約時点からその月の最終日 24:00 までの分の金額がサポート料金になる。
加入時に自動で決済される当月分の料金(リザーブドインスタンス分など)は、加入日~その月の最終日までの日割料金となるが、キャンセル時の返金額は、日よりももっと細かい単位で案分される

最後に

AWSの開発者サポートプランの料金モデルが2017年8月1日から変更されるにともない、どのように変更されるのかを調べてみました。
サポート料金にリザーブドインスタンスが含まれるのは意外な落とし穴だと思いますので、サポート加入時に請求される金額を予め計算することをおすすめします(皆やっていると思いますが・・・)。

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